3.<トリムタブ>の実践
アクセシビリティやユーザビリティの問題を抱えた限界集落のユーザ(独居老人などの 高齢者)の教育
NPO法人 e・食・住.org 設立準備委員会は、2005年 4月には、<ネット茶屋>を開設し、電話回線による
IPソフト電話によって格安の長距離電話が可能な、インターネ ットサービスを非営利で提供してきた。
さらに5月には電子的な遠隔操作で、ネット社会にまったく不慣れな人でも設置した日 から回覧情報が完全自動で受信できる「リモートポストシステム」を開発した。これは、日本初のインターネット完全自動回覧情報システムのサービスの開始となった。
10月8日に、その最初の開発製品「リモートポストシステム」が、<100人の村>といわれている37戸の高暮自治振興区の全戸に設置され(注1)、「インターネット回覧情
報配信システム」(注2)として本格的に始動した。毎朝4時に回覧情報(最大12ページ)を同時配信している。(資料参照
E、資料参照B 概念図 設置例)
また9月に完成した「リモート写トル」(資料参照C)では、モニターの前に座るだけで、毎日定刻にスナップ写真を自動で撮影・配信し、
離れて暮らす家族と互いに共有するウェブ上の「リモートアルバム」を自動作成するシステムを実用化した。これらに共通するのは、ブロードバンドを前提にしない製品
開発である。「世界のインターネット普及率は、電話回線でのユーザ数で測られる」(資料参照D)という統計上の調査基準からインターネット利用者の平均化を図ってきた。
電話回線ではインターネット接続料を無料化できユーザの利用度に最適化し、インターネットとは何かを知らずとも利用可能な<トリムタブ>デザインとその経済性が明
らかになった。 |